手汗用の制汗剤の有効成分は?
2021/05/23
手汗の適した成分は、クロルヒドロキシアルミニウム、塩化アルミニウム、フェノールスルホン酸亜鉛が効果的です。

はじめての人はクロルヒドロキシアルミニウム
クロルヒドロキシアルミニウムは、多くの手汗用の制汗剤として使用されている成分です。
クロルヒドロキシアルミニウムの制汗効果は次に説明する塩化アルミニウムよりは低いのですが、逆に肌に優しいという特徴があります。
敏感肌の人も利用できるので、最初の制汗剤としては一番のお勧めです。
もし、この成分を含んだ制汗剤でも効果を感じないようであれば、より成分の強い塩化アルミニウム入りの制汗剤を利用して様子を見てみましょう。
手汗の量の多い人には塩化アルミニウム
塩化アルミニウムは、皮膚科でも多汗症の治療に使用される制汗効果の高い成分です。
汗腺を塞いで汗を抑える対処療法の為、発汗原因に直接アプローチする方法ではありません。
塩化アルミニウムを毎日利用していると効果が落ちてしまうので、効果が出始めたら数日に一回のペースに調整しながら利用するのがポイントです。
塩化アルミニウムは皮膚に対する刺激が強く、かゆみ、かぶれを起こす危険性があります。
しかし、手のひらは皮膚が他の部分に比べて厚いので、肌トラブルを起こす可能性は低いといえます。
手汗が少し気になる程度であればフェノールスルホン酸亜鉛を!
手汗が少し気になる程度であれば、フェノールスルホン酸亜鉛の入った制汗剤を利用しましょう。
フェノールスルホン酸亜鉛は、クロルヒドロキシアルミニウムや塩化アルミニウムに比べて制汗効果は低い成分です。
子供にも使えるほど安全性が高く肌に優しい成分なので、それほど手汗がひどくないときのケアとしてお勧めです。
まとめ
手汗用の制汗剤の成分に関して説明しましたが、自分の手汗の度合いによって選び分けましょう。
上記の制汗剤は、どちらかというと対処療法的な対策を取るときの成分です。
手汗を根本的に解決したいのであれば、ネットなどで定期的に購入できて、天然成分を中心に作られている手汗用の制汗剤もあります。
少し値段は高いですが、本当に手汗で悩んでいるのであれば一度確認してみてくださいね。