水虫の種類は一種類ではありません【症状別水虫について】
2019/11/17
日本人の5人に1人が水虫に悩んでいるのです。でも水虫の種類は一種類ではありません。水虫は皮膚感染病なのですが、その感染源は白癬菌というカビなのでした。その種類は一種類ではなくて40種類以上もあるのです。また水虫に似た症状の皮膚病もあるので注意が必要です。白癬菌は人間には発生しないタイプのものもありますが、日本では10種類ほどが感染する事が分かっています。
水虫の感染の割合を知っておきましょう。
皮膚病を受診する患者の内、カビ原因の病気で来る人の割合は12%、その内90%が白癬菌で病院に来た人たちです。その中でも一番多いのが足の水虫です。
水虫になりやすい季節について理解しておきましょう。
種類によって例外もありますが、ほとんどの水虫が春から夏にかけて増加し冬には減少します。
部位別に見る水虫の種類
足の水虫
4種類に分かれます。
- 足址型水虫:指の間にできて痒みを伴う水虫
- 小水疱型水虫:足の裏にできる水虫
- 角質増殖型水虫:かかとがひび割れて固くなる水虫
- 爪水虫:爪が白くなる水虫

特に角質増殖型や爪白癬は年齢が重ねるごとに感染度が高くなる傾向にあります。
頭の水虫
白癬菌が髪の毛に寄生する事により発生する水虫。症状のでた部分に痒みはありませんか、楕円形に髪の毛が抜けた表面に細かいフケの様なものができる事があります。その症状は円形脱毛症ににています。
手の水虫
足の水虫と比べるとかなり少ないのですが、手の湿疹と似ていることから、手の水虫と思わず見過ごしてしまう人も多いです。自己判断により処置をしてしまい症状の悪化や長引くことが多い水虫です。
股部の水虫(いんきんたむし)
湿疹(かゆみを伴うブツブツ)と似ている水虫。丘疹といって大きさが1cm以下の針頭大から米粒大くらいの発疹ができる。円形、楕円形、多角形など形はざまざまな輪の様に盛り上がります。すごい場合は水ぶくれになってカユミが出ます。
体部の水虫(ぜにたむし)
小さな赤い輪が時間と共に広がるのが特徴。最近では、あまり見られない水虫。形がゼニに似ているので「ぜにたむし」と呼ばれます。
以上の様に白癬菌(はくせんいん)が原因でできる物を、水虫、たむしといいます。白癬菌は非常に感染力の強い菌ですのが、菌がついてから24時間以内に綺麗に洗い流せば感染しません。感染してから治すのよりも予防をする事が大切です。。
まとめ
同じ水虫と一言であっても、足にできる水虫から頭にできる水虫まで、色々な種類があるのですね。原因はどれも同じ白癬菌なのですが、治療法を間違えると治りにくいという事もわかりました、
早めの治療が大事ですね。