水虫は何故かゆいのでしょうか
水虫って本当にかゆくてつらいです。
この痒みは水虫が皮膚の中で暴れまわっているからなのでしょうか。
実は、かゆみを引き起こしているのは水虫の原因菌である白癬菌自身ではないのです。

カラダの免疫機能が水虫と戦う時にかゆみが生じます。
水虫の症状を起こしているのは白癬菌と呼ばれるカビの一種です。白癬菌に感染している人は日本人であれば男女問わず4人に1人と言われています。
白癬菌に感染している人は、誰にでも白癬菌をうつします。新陳代謝により剥がれた皮膚のかけらに白癬菌が含まれており、その白癬菌を家族なりにうつしてしまう可能性が高いからです。
なので、殆どの日本人が履く白癬菌を体内に持っていると思って間違えないと思います。
しかし、白癬菌に感染していても、自覚症状がない人がたくさんいます。白癬菌に感染したからと言って一生のうち一度も水虫の症状が出ない人もいるのです。
水虫がかゆくなる原因は
水虫の原因菌である白癬菌に感染していても、一生、水虫の症状が出ない人がいる事も分かりましたが、なぜ水虫は痒くなるのでしょうか。
白癬菌はカビの一種なので活動できる場所が限られています。その活動できる環境というのは高温多湿の環境であり、主に夏に活動をします。逆に冬には活動を休止しますが、皮膚の奥深くに隠れています。
白癬菌が活動しようとすると、白血球が増えます。その白血球と白癬菌が戦う時に、水虫の症状が現れるのです。
水虫の症状のかゆみは、白癬菌と戦う時の免疫機能によってアレルギー症状が出るために起こるのです。
水虫はかゆい時に治しましょう。
水虫を治すのには、かゆい時がチャンスなのです。
水虫のかゆみなどの症状が出ているという事は、自分の免疫機能がしっかりと働いている証拠なのです。
自分の身体がすでに白癬菌と戦っているのであるから、薬などを使って自分の免疫力を働きやすい状況を作ってあげれば良いのです。
水虫は自然治癒力では治りませんと前回の記事で書きましたが、白癬菌と戦う免疫力の補助を薬で助けてあげる事によって効果はでてきます。
かゆみを感じたら早めの治療をしてあげましょう。