高血圧症まとめ(発症原因・予防法)
2021/05/23

目次
高血圧症
日本人の4人に1人は高血圧症であると言われています。
高血圧症は脳卒中や心筋梗塞などの重大な病気につながります。
高血圧症になっていても自覚症状が少ないので悪化するまで気づかないのが特徴なのです。
高血圧症とはどんな病気なのか
高血圧とは、血液を送りだす時の圧力が高い状況の事をいいます。
なぜ血圧が高いと良くないのでしょうか。
血管にかかる圧力が高いと、血管が傷つけられやすくなるからです。
また、強い圧力がかかっているという事は心臓にもそれだけ負担がかかっていると言えます。
高血圧症が引き起こす合併症

高血圧症が引き起こす最大の合併症は動脈硬化です。
血管の弾力が失われて血管が細くなり、血液が流れにくくなり血栓ができ詰まる場合が出来てきます。
腎機能低下・腎不全
また、強い圧力が血管に加わると、腎臓の様な細かい血管が集まっている臓器がダメージを受けます。
その結果、高血圧症による腎機能低下や腎不全を発生する事もよくあります。
動脈瘤
腹部や胸部の動脈に高血圧によって動脈瘤ができて、それが高血圧症により膨らんで破裂して出血多量で命に係わることも有ります。
動脈硬化による合併症のサイン
大動脈瘤のサイン
腹部の大動脈瘤が大ききなると、胸やけがしたら、みぞおちに痛みを感じたりします。
また動脈瘤が破裂すると激痛が走ります。
脳卒中のサイン
左右どちらかの半身にまひやシビレがあたり、目のかすみがある場合は脳血管に異常が発生した事を示しています。
腎臓病のサイン
起床時の顔のむくみは腎機能の低下を示しています。
狭心症・心筋梗塞のサイン
胸の痛みや動悸は心臓の冠動脈に異常が起ったサインで、特に激痛の場合は心筋梗塞の可能性が高いです。
高血圧症の予防の方法
軽い運動をする方法

適度な運動、ウォーキングや軽いランニンク、自転車こぎなどには確実に血圧を下げる効果があります。
肥満の傾向の人でひざ関節に不安のある人には、水泳や水中ウォーキングがお勧めです。
高血圧の人には肥満の人が多いのですが、肥満を解消するだけで血圧は下がります。
適度な運動をすると交感神経の働きを抑え、血圧を上げる昇圧物質を減らし、血圧を下げる物質を増やしてくれます。
食事で改善する方法

高血圧症の人の食生活では、これは絶対なのですが、塩分の摂取には気を付けなくてはいけません。
人が一日にとっても良い塩分は5~7gが目安です。
また、肥満にも気を付けなくてはいけません。食べ過ぎの習慣があれば、食べ物を控えて減量する習慣を身につける必要があります。
外食が多い人は高カロリー高塩分の物が多いため、塩辛いおかずや味噌汁、スープなどは半分~3分の1ぐらいは残すようにすると効果的です。
高血圧症にお勧めの食品
玄米・胚芽米
- ギャバという成分には血圧を下げる効果があります。
- さらに血糖値や中性脂肪を減少させる効果もあります。
- また、精白米よりも繊維質が多いのも血圧を改善するのには効果的です。
- ギャバはサプリメントで補充することも可能です。
納豆

- 納豆に含まれているカリウムが、高血圧の原因である血液中の塩分を排出するのに効果的
- 納豆の有効成分ナットウキナーゼには、血液をサラサラにする効果あり
納豆が高血圧に効果的な理由のさらに詳しい記事はこちらから
そば

- ルチンと言われる良質なタンパク質が細い血管を丈夫にするのに有効です。
- さらにルチンは昇圧物質の働きを抑制する効果があります。
- 大豆タンパクのグリシニンやレシチンはコレステロールを低下する作用があります。
- ルチンはサプリメントで補充する事が可能です。
魚介類
- いか、たこ、かき、ほたて貝に含まれるシトステロールはコレステロールの上昇をを抑える効果があります。
- タウリンには血圧やコレステロールを低下させる効果があります。
- シトステロール、タウリンはサプリメントで補充することも可能です。
牛乳・乳製品
- 良質のたんぱく質が多く含まれ、また豊富なカルシュウムが塩分過多による害を防ぎます。
- またヨーグルトの乳酸菌は動脈硬化予防に役立ちます。
- カルシュウムや乳酸菌はサプリメントで補充することも可能です。
緑黄色野菜
- あしたば、ほうれんそう、春菊などには抗酸化ビタミンが豊富で動脈硬化予防に有効です。
- あしたばのニコチアナミンには降圧作用があります。
- においの基となる成分にはコレステロールを下げる働きがあり、スコルジニンは血管を広げ、血圧を下げる効果があります。
- あしたばはサプリメントで補充することも可能です。
じゃがいも
- ジャガイモに含まれる豊富なカリウムは塩分の排出を助けます。
- クロロゲン酸というポリフェノールを含み動脈硬化の予防と改善に役立ちます。
海藻類
- ヌルヌルした食物繊維はナトリウムの排出を助け血圧を下げます。
- アルギン酸、アラニン、ラミニンなどのアミノ酸には降圧作用があります。
- アルギン酸、アラニンはサプリメントで補充することも可能です。
トマト
- 抗酸化作用のあるリコピン、βーカロテン、ビタミンCが多く動脈硬化を改善するまたカリュウムも多く塩分の排出を助けます。
- リコピン、βーカロテン、ビタミンCはサプリメントで補充することも可能です。
かんきつ類
- オレンジやグレープフルーツにはビタミンC、βークリプトキサンチン、リモノイドなどの抗酸化物質が多く、動脈硬化に作用します。
- またカリュウムの補給にも有効です。ビタミンCはサプリメントで補充することも可能です。
酢
- お酢の主成分である酢酸が血圧の上昇に大きく関係するレニン・アンジオテンシン系いう血圧調節機構に直接働き掛けて抑える効果があります。
高血圧を予防するためのサプリメントは?
高血圧を改善するためには、適度の運動と、高血圧に効果的な成分を含んでいる食事をする事が一番良いのです。
しかし、現代人には、運動する余裕もそんなにありませんし、食事も毎日欠かさず考えて摂るのも難しいのが現実です。
たとえば、例えばEPA/DHAを必要量食事で摂る場合に、サバでは半身以上毎日食べる必要が有ります。
このように、食事で必要量以上に摂取するためにはかなり大変な事で、サプリメントにお願いする事になるわけです。
高血圧を予防するためには、以下の様な成分が含まれているサプリメントを選んで、使いましょう。
- ギャバ
- あしたば
- リコピン
- ルチン
- ナットウキナーゼ
- 酢
- トクホ
高血圧症まとめ
高血圧症は中高年を過ぎた頃から、血圧が上がってくる人が多い症状です。
改善尾の為には、軽い運動を行う事と、食事を正しく摂る事です。
食事を摂るのが大変な人には、サプリメントで補充する事がお勧めですね。