水虫治療に重曹を利用するには効果的です
2019/11/17
春から夏にかけて素足を見せる機会が増えてくると思いますが、この時期になると水虫が気になってきますよね。この嫌な水虫に、お掃除の強い味方「重曹」が効くと言う事は本当なのでしょうか。
目次
重曹とは
重曹は「炭酸水素ナトリウム」といって、食用として料理に使われたり、家庭での掃除に使われたり、身の回りで結構使われる白い粉のことです。
重曹はどのくらい生成されているかで3種類に分かれます。
- 薬用:100%近く精製されており、不純物がなくキメが細かい
- 食用:薬用ほど精製はされていなく、キメは少し粗い
- 工業用、掃除用:精製度が低くてキメが粗い
重曹は水に溶かすとアルカリ性になり、弱酸性の私達の皮膚に触れると化学反応で中和して、皮膚の角質を溶かす性質があります。また、靴下の臭いといった皮脂の酸化した腐敗臭を取り除く効果があります。

重曹とベーキングパウダーの違い
重曹に似たものにベーキングパウダーがありますが、少し違います。
ベーキングパウダーも主な成分は重曹ですが、その他にクエン酸や、コーンスターチ、小麦粉などが含まれており全く同じものではありまえん。
重曹は水虫に直接効果はありません
水虫は白癬菌と言うカビの一種が肌の角質に入り込むことによって発症します。したがって水虫を完治させるためには、この白癬菌を退治する必要があります。しかしながら重曹本体には白癬菌を死滅させてしまう力はありません。
重曹は水虫治療に間接的に効果あり
重曹はナトリウムと炭酸水素から構成されています。
このナトリウムと炭酸水素にはタンパク質を分解して、取り除く働きがあります。この働きは足の角質にも及びます。つまり、頑固になった角質を分解して、除去してあげる事に重曹は大きな効果を発揮します。角質を除去できれば治療薬も浸透しやすくなりますので、治療効果が高まります。
水虫の為の重曹の使い方は
まずは、洗面器またはボールに40度位のお湯を用意してください。ぬるま湯のお風呂の感じですね。
その中に重曹を適量入れましょう。使う重曹としては食用以上のタイプの物を使いましょう。工業用は不安です。
その中に水虫になった足を入れてください。しばらく浸したらお湯から足を出して綺麗に洗ってください。洗った後は綺麗なタオルで良く乾かしてください。ここがポイントです。白癬菌は湿気を好むので、この段階で良く乾かしていないと、まうます繁殖する可能性もありますので注意しましょう。
古い角質が除去された後の幹部に、薬剤を浸透させましょう。抜群の効果を発揮してくれるに違いありません。
重曹の民間療法を使うメリット
- 重曹だけを使うのであれば、薬と購入するよりコストがかかりません
- 家で簡単に行うことができます
- 副作用がほとんどありません。(食用以上の重曹を使いましょう)
- 足の臭いを押さえることができます
- 足の角質をとり、足を清潔に保てます
重曹の民間療法を使うデメリット
- 重曹自体には白癬菌を殺菌する効果はありません
- 脂質を取り除きすぎてしまって足が乾燥してしまう可能性があります
- 皮膚が溶かされて傷がつき、白癬菌が浸透しやすくなる可能性があります
- 足に傷があると炎症を起こす可能性があります
- 爪水虫は爪の下に白癬菌がいるので効果は感じられないと思います
まとめ
重曹の水虫への効果としては、重曹を入れたお湯につかり足湯を行うことで、足を清潔にして、角質を除去して水虫の薬を浸透しやすくするということです。
重曹が水虫に効果があるという説はウソですので中止しましょうね。
でも間接的には効果があります。