ICT教育のメリットとデメリット

ICU教育というとパソコン、タブレットをフル活用して子供も興味を持たせることができそうで、よい事ばかりのようだけれど、本当にメリットばかりなのかなあ?
意外とデミリットもあるような気がするんだけれど?
どうなの?
確かにメリットばかりではないと思うよ。読む力はついても書くちからが弱くなるとか、指摘する人もいるよ。
この会話からも、子供を持つお母さんたちはICT教育は良さそうなことばかりだけれでも、デメリットもあるのではないかと疑問を持っておられるのではないでしょうか。
今回の記事では、その点に焦点を当てて記事を書きたいともいます。
ICT教育の目的
教育にICTを取り入れる目的は大きく2つの目的があります。わかりやすい授業の実現と、21世紀型スキルへの対応です。それぞれについて詳しく説明していきたいと思います。
わかりやすい授業の実現
子供たちの確かな学力を育成するためには、よりわかりやすい授業を実現することが重要です。 ICTを効果的に使うことで、視覚や聴覚に訴えかける臨場感のある学びを実現できます。
21世紀型スキルへの対応
従来の教育では、いかに大量の知識を暗記できるかに重きが置かれていました。 しかし、知識や情報をインターネットでいくらでも手に入れられるようになった今、膨大な知識や情報の中から必要なものを主体的に選び取り、活用できる「情報活用能力」や「創造力」の育成が急がれています。
また、従来のような、教師から生徒への一方向的な授業ではなく、双方向型の授業やアクティブ・ラーニングが求められるなか、ICTはそれを助けるツールとなる点も注目されています。
このように、教育ICTは、教育の質の向上や時代が求める新しい学びの実現に有効なものとして期待されています。
ICT教育のメリット
ICT教育のメリットとしては大きく4つあります
- わかりやすい授業
- 効率化できます
- 楽しく学べます
- デジタル機器になれることができます
わかりやすい授業
ICT教育のメリットのひとつとしては、パソコン、タブレット、プロジェクターで映像や音声を使うことができたり、自分の手元で複雑な図形を動かして見ることができるなど、子供の五感にうったえるわかり易い授業が行えます。
効率化できます
授業を効率的に行うことができます。インターネットで調べることができるものは生徒自身で調べる、ということが簡単になります。
楽しく学べます
五感にうったえることで、学習の楽しさが増し、学習に対する意欲が上がることが期待されています。
デジタル機器に慣れることができます
現在、ビジネスにおいてもデジタル機器は必須のものとなっているので、早い段階で社会に出て必要なデジタル機器を使いこなすことができます。
ICT教育のデメリット
ICT教育のデメリットとしては大きく3つあります
- 機器の不具合の心配
- VDT症候群
- 地域格差
機器の不具合の心配
例えば、授業でタブレットを使っていてフリーズするなどの不具合が出てきたときに、機器の不具合に対する対処に多くの時間が割かれてしまうことがあります。30人クラスであれば30台タブレットを使うわけで、不具合が出る可能性も高まるのです。
VDT症候群
VDT症候群といって、長時間ディスプレイを見ることで起きる目や体、心の病気も問題になっています。ドライアイや肩こり、倦怠感など様々な症例が報告されています。
地域格差
自治体によっては予算が出せずにICTの導入に格差が生まれることも指摘されています。
ICT教育が決定的に必要な理由
日本を始め、世界は将来、今より更に技術が進み、AI(人工知能)やロボットに現在人間がしている労働の約半分が置き換わるだろうと予測されています。
そんな将来、高度に技術が進化した場合に、AIやロボットにできないことに価値が生まれてきます。
従来の教育では、今ではインターネットを調べればわかることを教師に教わり覚えるということが中心に行われてきました。
しかしICTを使うことで、インターネットに聞けばわかることはインターネットに任せて、より効率的に情報を活用した創造的なスキルを養うことに焦点を当てることができるのです。
まとめ
いままで見てきたようにICT教育にはメリットもデメリットもありますが、これから更に技術が進歩する社会のことを考えると、ICTを使いこなすことが必須のようですね。
しかしICT教育を受けれない地域にいる人は、将来大変な事になってしまうかもわかりませんね。
これからの子供たちの将来のことを考えると、子供の頃からパソコン、タブレットを使いこなせるようにすることは大事なことなんだね。
その通りだと思うよ。
ICTをうまく活用できないような子供では将来、AI,ロボットに仕事を奪われることもあるかもしれないよ。
