平成元年(1988年)の出来事
2019/10/22
目次
平成元年の大きな出来事
- 前年より、昭和天皇の重篤な病状が伝えられ、世間では自粛モードが漂う。(1/1)
- 昭和天皇の逝去が報じられ、1月7日が昭和の最後の日となる。小渕恵三官房長官が、新元号「平成」を発表し、1月8日から改元され平成時代が始まる(1/7)
- 週休二日制がスタートする
- 昭和天皇の大喪の礼。元首級55人をはじめとする164カ国・28国際機関の代表・使節が参列。(2/7)
- 天皇陛下が崩御され、新天皇が即位。時代は昭和から平成へ
- 佐賀県の吉野ヶ里遺跡で銅剣・ガラス製管玉など発掘。弥生時代最大の環濠集落・墳丘墓と推定。(3/2)
- 任天堂が携帯型ゲーム機ゲームボーイを発売する(4月)
- 消費税スタート。ほとんどの商品・サービスに3%の課税、年収約6兆円の見積り。(4/1)
- 4月20日付夕刊の沖縄のサンゴ保護記事で、写真部員がサンゴを傷つけて撮影したことを朝日新聞社が認める。20日サンゴへの落書きは写真部員のねつ造だったと紙面で謝罪、関係者の処分を発表。26日。(5/16)
- 天皇の次男の礼宮文仁親王と学習院大の後輩で同大大学院生の川嶋紀子との婚約が内定。(8/26)
- ジャスコ株式会社のグループ名「ジャスコグループ」から「イオングループ」に改称された(9/1)
- ソニー、米映画会社コロンビアの買収を発表。11/6買収完了、買収費34億ドル。(9/27)
- 東京モーターショーが幕張で開催する。
- 横浜ベイブリッジ、幕張メッセ、葛西臨海水族園開通
- 岩戸景気に迫る好景気(37ヶ月連続で拡大)
- 日経平均株価が史上最高値38,915円を記録。(12月)
- 銀行、郵便局など金融機関の週休2日制スタート
- 新宿駅・渋谷駅にJR初の発車メロディを導入
- 仙台市が日本で11番目の政令指定都市に
- NHKが衛星第1テレビ及び衛星第2テレビの本放送開始
平成元年(1989年)のニュース
- 女子高生コンクリート詰め殺人事件発覚する。容疑者は複数の少年であったことに世間は大きな衝撃を受ける(3/29)
- 埼玉、東京で起きた幼女連続誘拐殺人事件で、東京地検が宮崎勤容疑者を誘拐、殺人などの罪で起訴。(9/2)
- オウム真理教問題を追求していた坂本弁護士一家がオウム真理教幹部により殺害される。
平成元年(1989年)の政治・経済のニュース
- リクルート社創業者の江副浩正会長が逮捕され、前年から政界を大きく揺るがしてきたリクルート事件が山場を迎える(2/13)
- 竹下登首相が衆院予算委で85年から87年にかけ、リクルート社から総額1億5100万円の資金提供を受けたと公表。22日首相の元秘書が同社から5000万円の借り入れも明るみに。(4/11)
- 竹下首相が政治不信の責任をとって89年度予算成立後に内閣総辞職する意向を表明。26日青木伊平元秘書が自殺。(4/25)
- 自民党が総裁に宇野宗佑外相を選出。同日首相に就任。後に女性スキャンダルが発覚。(6/2)
- 第15回参議院議員選挙。社会46で改選議席の2倍を超す大躍進。自民は惨敗。参議院において結党以来初の過半数割れを起こした。憲政史上初の女性党首となった土井たか子委員長率いる社会党が第一党になり、マスコミから「マドンナ旋風」などと呼ばれた。24日宇野首相が惨敗の責任をとって退陣を表明。(7/23)
- 自民党が両院議員総会の投票で総裁に海部俊樹議員を選出。9日国会の首相指名投票で衆院は海部自民党総裁、参院は土井たか子社会党委員法を指名。両院協議会でも一致せず、衆院指名の海部総裁が首相に。初の昭和生まれ。(8/8)
- 田中角栄元首相が政界引退を表明(10/14)
- 三菱地所が、アメリカのロックフェラーセンターを買収。この時の日本は相変わらず、バブル景気に湧いていた(10/31)
- 東証平均株価、3万8915円の史上最高値。(12/29)
平成元年(1998年)の世界の出来事
- 東欧革命が各国で起こる
- ポーランド、ハンガリーでの非共産党政権誕生
- 中国の胡耀邦前総書記が死去。17日学生が追悼行進。上海でも17日にデモ、民主化の動きに(4/15)
- 中国で天安門事件発生(6/3)
- チェコスロバキアのビロード革命
- チベット仏教の最高位聖職者ダライ・ラマ14世にノーベル平和賞。8日中国政府がノルウェー政府に抗議。(10/5)
- 東西対決の象徴「ベルリンの壁」が事実上崩壊。10日市民らが壁の一部を取り壊す。(11/9)
- 地中海のマルタ島でブッシュ米大統領とゴルバチョフ・ソ連最高会議議長が会談。「東西冷戦の終結」「新時代の到来」を宣言。(12/22)
- ルーマニアのチャウシェスク政権崩壊。25日チャウシェスク前大統領夫妻を処刑。(12/22)
天安門事件
六四天安門事件は、1989年6月4日に、同年4月の胡耀邦元党総書記の死をきっかけとして、中華人民共和国・北京市にある天安門広場に民主化を求めて集結していた学生を中心とした一般市民のデモ隊に対し、中国人民解放軍が武力で鎮圧、多数の死傷者を出した事件
平成元年(1989年)のスポーツニュース
- フイギェアスケート世界選手権大会で伊藤みどりが日本人初の金メダル獲得(3月18日)
- ロッテの村田兆治投手が200勝を達成する。(5/13)
- 大相撲の千代の富士が通算965勝を挙げ、最多勝記録を樹立。力士として初となる国民栄誉賞受賞。(9/22)
- 女優の和泉雅子らの遠征隊が北極点に到着(5月10日)。女性では世界で2人目
- プロ野球日本シリーズで巨人が近鉄を破り優勝(10月29日)
- ソウルオリンピック開催
平成元年(1989年)の芸能ニュース
- 美空ひばりさんの遺作となる「川の流れのように」がリリースされる(1/11)
- オフコースが解散(2/26)
平成元年(1989年)に亡くなった人
- サルバドール・ダリ 84歳 (画家)(1/23)
- 戦後漫画界の一時代を築いた漫画家・手塚治虫氏がスキルス性胃がんのため60歳で死去(2/9)
- 昭和の大歌手、美空ひばりさんなくなる。52歳。7月6日国民栄誉賞。
- 松下電器産業(現・パナソニック)創業者の松下幸之助が死去。94歳(4/27)
- 松田優作 40歳 (俳優)
- 開高健 58歳 (小説家)
平成元年の流行・ファッション髪型
- 高級カジュアル「渋カジ」がヤングの間で流行
- イタリアン・ファッションがブーム。サラリーマンにソフト・スーツが浸透
- ラルフローレンが人気
- ダナ・キャランの新ブランド「DKNY」が働く女性の支持をうける
平成元年(1989年)のヒット商品
- 清涼飲料「はちみつレモン」が人気
- ハンディカムTR-55
- ロードスター
- クイックル
- 清涼飲料「はちみつレモン」が人気
- おとなのふりかけ
- 鉄骨飲料
平成元年(1989年)の流行語
- 一杯のかけそば:(「交通事故で父をなくした2人の子と母親が毎年大晦日の夜に一杯のかけそばを分けあって食べる」という話から)
- テトリス:(落ちてくるブロックを積んでいって点数を競うゲーム)
- ハナモク:(木曜日が遊ぶには最もとてもふさわしく、最適な日という意味)
- カイワレ族:(完全な管理のもとに育てられるカイワレ野菜のように、管理社会の中でしか生きることが認められない中高生)
- 5時から男:(高田純次が出演した『グロンサン』のTVCMから生まれた言葉で終業時間である5時になると元気になるサラリーマンのこと)
- ほたる族:家族に敬遠されてマンションのベランダの出てたばこを吸うベランダスモーキング)
- セクシャルハラスメント
- オバタリアン
- Hanako
- DODA/デューダ(する)
- まじめ×ゆかい
- 濡れ落葉
- ケジメ
- 24時間タタカエマスカ
- イカ天
- こんなん出ましたけど〜
- 『壁』解放
- 平成
- 「NO」と言える日本
平成元年(1998年)ベストセラー
- TUGUMI(吉本ばなな)
- キッチン(吉本ばなな)
- 消費税こうやればいい
- 時間の砂上・下
- 白河夜船
- 消費税 実務と対策はこうする
- ノルウェーの森上・下(村上春樹)
- 人麻呂の暗
平成元年(1998年)ヒット曲
- 日本レコード大賞:淋しい熱帯魚(Wink)
- 日本有線大賞:Diamonds(プリンセス・プリンセス)
- 年間アルバム1位:Delight Slight Light KISS(松任谷由実)
CD売上枚数ランキング
- 1位 Diamonds プリンセス・プリンセス 81.5万
- 2位 世界でいちばん熱い夏 プリンセス・プリンセス 75.9万
- 3位 とんぼ 長渕剛 74.6万
- 4位 太陽がいっぱい 光GENJI 68.2万
- 5位 愛が止まらない Wink 63.0万
- 6位 恋一夜 工藤静香 60.7万
- 7位 淋しい熱帯魚 Wink 54.9万
- 8位 嵐の素顔 工藤静香 52.4万
- 9位 黄砂に吹かれて 工藤静香 52.4万
- 10位 涙をみせないで Wink 52.3万