半導体の”半”とは何のこと?

半導体という言葉は多くの人が知っているだろうと思います。
その内容に関しては詳しくなくても、パソコンや携帯電話、スマホをはじめテレビ、電卓、電子体温計など、いろいろなものに半導体が使われていることは知っていると思います。
では、なぜ「半導体」というのでしょうか?
物質には電気がよく通るものがあります。
たとえば、銅やアルミニウムなどの金属は、電気抵抗が小さいので電気をよく流します。
そこで、銅は電線など、電気の導体として用いられているのです。
一方、電気抵抗が大きくて電気を流さないものがあります。
ゴムやガラスやプラスチックなどがそれで、電気を流さない(通さない)ことから「絶縁体」と呼ばれているのです。
銅のように電気をよく流すもの(=導体)と、絶縁体の中間の性質を持つ物資、それが半導体なのです。
その代表的なものが、シリコン(ケイ素)、ガリウム、ヒソなのです。