犬がお尻を飼い主に向けるのは信頼の証なんです
サル団子って知っていますか。
下の絵の様に冬になるとサル同志がお尻を付け合って暖を取り合っていますよね。
これをサル団子って言うんです。

実は昔は野生の犬の中にも同じような姿があったんです。
信頼している犬同志はお尻をくっつけ合って暖を取っていたんですね。
そのなごりで、今でも、なついている犬は主人にお尻をくっつけてくるんです。
犬が主人にお尻をくっつけてくるのは、まさに信頼の証なんですね。
みなさんの愛犬たちはどうですか。
確かに、よその犬たちの背中に触ろうとすると嫌がる犬もいますよね。
野生の動物は特に背後に気を付けるんです。後ろから襲われたら危険ですからね。
なので、お尻をくっつけ合って暖をとっていたんでしょうね、
後ろはお尻をくっつけ合っている犬が監視してくれますからね。
犬は特に自分の下半身に対する警戒はすごいんです。
足などにケガをしてしまうといざという時に逃げれませんからね。
それで後ろにはすごく警戒するので、犬の後ろを触ったりすると信頼のない犬は嫌がるのですね。
では、犬の信頼を勝ち取る為にはどうすればいいんでしょう。
お尻を触られる犬の信頼を勝ち取る為には、犬との上下関係をしっかり認識させてあげる事が一番大事です。
むりやりにお尻を押さえつけると犬との信頼関係はなくなってしますので、時間はかかりますが、じっくりと上下関係を教えていきましょう。
後ろに回れるよにする為には、こんな方法もあります。
まずお座りをさせて、餌をあげてみます。
その状態で食べさせないでゆっくり犬を軸として後ろに回り込んでみてください。
この時犬がすぐに逃げてしまう様であれば無理に回り込まない様にしましょう。
少し時間はかかると思いますが、じっくり犬との上下関係を認識させて信頼を勝ち取りましょう。