コラーゲンの効果と効能
2021/04/10
美肌を気にして情報を見ているとコラーゲンという言葉がよくでてきます。
コラーゲンとはどんな物で、どんな役割をして、どんな効果効能があるのでしょうか。

コラーゲンとは
コラーゲンはタンパク質の一種であり、人間身体を使っているタンパク質のうち、約30%がコラーゲンなのです。
コラーゲンと聞くと顔などの皮膚を一番に連想すると思いますが、その皮膚の約70%はコラーゲンが占めています。肌はこのコラーゲンのおかげで、ハリと弾力を与えられ健康的な肌を保っているのです。

コラーゲンは肌だけではなくて身体全体のあらゆる部分に存在しています。
たとえば、骨や血管などにも多く含まれています。例えば体重53キロの女性には焼く3キロのコラーゲンが体内にあるのです。
体内コラーゲンは40%が皮膚に、20%が骨や軟骨に存在しています。
コラーゲンの働き
コラーゲンの働きとしては、若い肌を保つ働きがあります。
皮膚は、外側から表皮、真皮、皮下組織の3層に分かれますが、この中で真皮の部分は7割がコラーゲンで占められており、真皮のコラーゲンは細胞間同士をつなぎ合わせるだけではなく、コラーゲン同士を結びつけて、網目状に張り巡らせた組織に間に水分を張り巡らせてくれます。
その水分により肌のハリと潤いを守ってくれます。

高齢者に多い骨そしょう賞は、カルシウム不足だけが原因ではなく加齢による体内のコラーゲンの減少も原因の一つです。コラーゲンの役割の一つとして骨の内側の柔軟性を保つ役割があり、骨がもろく折れやすくなることを防いでくれるのです。
このように身体や臓器の枠組みを保つ役割を持っているコラーゲンは、体内のいたるところで重要な役割を果たしているのです。
コラーゲンは年齢とともに減少します
コラーゲンは加齢と共に減少していきます。

その結果として、肌のハリがなくなりシワが増えてくるのです。
女性は、その減ったコラーゲンを補充しようとして、フカひれであったり、鶏鍋であったり、手羽先でコラーゲンを摂ろうとするのですが、実際にはほとんど効果はありません。
食事で摂ったコラーゲンは肌まで届かない
女性が一生懸命、食事で摂取したフカヒレも、鶏鍋も、実際には肌のコラーゲンにはなりません。
その理由を説明します。
コラーゲンはタンパク質です。タンパク質は食べて消化されるとアミノ酸になります。この段階でコラーゲンではなくなっています。この分解されたアミノ酸は身体のいたるところで合体してタンパク質に戻るのですが、再びコラーゲンに戻るとは限らないのです。ここが大きなポイントです。
なので、いくらコラーゲンを摂取しても肌のコラーゲンには届かないことを理解しましょう。