汗・におい対策
2021/05/23
汗と臭いの悩みいろいろ
こんな悩みありませんか?
- 通勤時の電車やバスの中で顔汗が止まらない
- 化粧崩れをすることで夕方のファンデ浮きが恥ずかしい
- 人前での緊張からくる顔汗で印象台無し
- 顔汗を努力でどうしても解決できないのがつらい
- テカリを男性に見られれると恥ずかしい
- 汗で眉やアイライン、ファンが落ちてお化粧直しが面倒
- 合コンや友達との食事会で自分だけが顔汗をかいて恥ずかしい
- 「汗っかき」とあだ名をつけられた
- 周りから「汗、大丈夫?」と心配される
- 顔汗対策をすると肌が荒れてヒリヒリ痛む
- 私の近くへ人が来ると体臭がきになるのか、みんなの顔がゆがむ
- なにか、最近避けられているような気がする
- 隣の人の体臭がきになる。私の体臭はどうなのだろう
汗もそうですが、今や若い女性でも体臭で悩んでいる人は少なくありません。自分の体臭は自分では気づきにくく、気づいた時には結構強くなってしまっていることが多いのです。
ある程度の体臭は誰にでもあるものです。しかし、ある一定ラインを超えてしまうと、人を不快にさせてしまいますし、しかも、それを指摘できないというストレスまで人に与えてしまいます。自分以外の人の体臭が気になったら。。臭ってますよって指摘できますか、でも臭いは漂ってくるし、隣で仕事をしていたら逃げられないし、ものすごいストレスになると思います。自分自身も体臭があると気づいたらイヤだと思いますが、同時に周囲の人に深いな思いをさせないためにも体臭対策は必要です。
大人の女性のマナーとして汗対策と体臭対策は必要なことだと思います。香水でごまかすなどの間違った体臭対策はかえって迷惑になるので気をつけましょう。
汗とニオイの分析
汗がにおう理由
汗は臭いものというイメージをみんな持っていますが、実は汗自身は無臭なのです。
でも汗臭い人っていますよね。その臭いの原因は、汗そのものではなく汗や皮脂の汚れをエサにした細菌が作り出した臭いなのです。
もう一つ大事なのが汗腺の働きです。汗腺の働きが悪いと、においやすい悪い汗がでる可能性もあります。
適度に汗をかいて汗腺機能を鍛えることが大事なのです。

汗を出す汗腺には、エクリン腺とアポクリン腺があります。
エクリン腺の役割は、主に体温調整を行うのが役割です。エクリン腺は、身体中の表面全体にあり、特に手や足、ワキや額に集中しています。人間には200~300万個のエクリン汗腺があり、その中で汗を出せるのは150万個程度です。体温が上昇すると、体温を調整するために自律神経の「交感神経」が汗腺に指令を出すため汗をかくのです。この発汗作用を「温熱性発汗」や「運動性発汗」といいます。汗腺は交感神経に支配されているので、体温が上がらなくとも、緊張やストレスで交感神経が刺激されると、汗が出てしまう「精神性発汗」もあります。いわゆる「冷や汗」もこれに含まれます。
エクリン腺からでる汗にはニオイの原因となる物質は殆ど含まれていません。汗が皮膚の表面でアカや皮脂と交じり合い、これを細菌が分解することでニオイが発生します。すっぱいニオイや、ぞうきんのようなニオイは、エクリン腺からでる汗が元となって、細菌が作り出したニオイなのです。
アポクリン腺には体温調整の役割はありません。異性をひきつけるためのフェロモンや、動物でいう縄張りやニオイを分泌するためにあると言われています。興奮したときにでるアドレナリンの影響を受けると考えられているので、強い感情の変化があると分泌されると考えられています。アポクリン汗腺は哺乳類の芳香腺が退化したものと言われており、赤ちゃんや子供のころには発達しません。思春期以降に発達する汗腺です。エクリン腺とは違って全身にはなく、ワキ・乳首・陰部・肛門・耳の中・へそなど、特定の場所に存在しています。エクリン腺がほとんど水分でできているのに対して、アポクリン腺はたんぱく質や脂質が多く含まれています。アポクリン腺は、細菌の格好のエサとなり、強烈なニオイを発します。これがワキガです。

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よい汗と悪い汗の違い
エクリン腺からでる汗のほとんど99%が水で1%が塩分です。汗が塩辛いといわれるは1%の塩分が含まれているからなのですね。しかし、この汗はどこで作られるものなのでしょうか。実は汗の原料は血液なのです。汗腺には分泌部と呼ばれる汗のもとを作る部分があります。ここで、血液から赤血球などを取り除いた「血漿」という液体から汗が作られます。
血漿の中には、各種のミネラルが含まれており、そのまま汗となって出てしまうと勿体無いので、分泌部からでた汗の元は、皮膚表面までの道のり(導管部)で、血漿に含まれたミネラルなどの成分が吸収されることによって、余分な成分を含まない99%水分の汗がでます。この過程で汗腺のろ過機能が働いているのです。
この汗腺のろ過機能がうまく機能しているのか、機能していないかの違いが「よい汗」と「悪い汗」の違いです。
よい汗の特徴は、成分の濃度が薄くて水に限りなく近く、皮膚面で蒸発しやすい状態にあります。
悪い汗の特徴は、汗の濃度が濃く、ねばねばしており、蒸発しにくいので、体温を調整するうえで効率が悪くなります。また余分な成分を含んでいるので、いやなニオイが発生しやすくなります。
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汗のニオイ対策は汗をかく事
汗をかくことは必要なことなのです。年齢を重ねると汗腺が弱くなり汗をかかなくなります。その結果として加齢集が発生します。
汗の量と体臭は、必ずしも比例しないのです。
「私は汗っかきだから」と自分の体臭を気にする人が多いのですが、実は、汗をあまりかかない人の方が注意が必要なのです。あまり汗をかかない人は汗腺が弱ってきて汗をかかなくなってきているかもしれないからです。
ニオイの強い汗とはベトベトの汗の事です。汗自身には基本的にニオイはありませんが、先程説明したように血液のミネラルを吸収しきれに表面に現れてきた汗なのでベトベトしており、雑菌も発生しやすくニオイもきついのですが汗腺を鍛えることにより汗はサラサラになり雑菌も発生しにくくなります。その為には適度の運動をして汗腺を鍛え、汗をある程度かくことが必要なのです。
汗の臭い・体臭を抑える方法
気になる臭いを抑えるにはいくつかの方法がありまが、エクリン腺とアクポクリン腺では方法が違います。
エクリン腺の汗におい対策
エクリン腺は、汗腺の機能が正常であれば、99%が水分です。なので、下記の様なポイントを抑えておけばニオイを抑えられます。
- 汗腺トレーニングを行う
- 通気性のよい服を着る
- 汗をかきっぱなしにしない
- 制汗剤を使う
- 水分をこまめに摂取する
- 適度な運動をする
- 体を冷やさない
- 魚中心の食生活を送る
水分をこまめに摂ることや食生活の改善、適度な運動に関しては、汗の質をよくすることにも繋がるので特にお勧めな方法です。
アポクリン腺のニオイ対策
- アポクリン腺(わきが)のにおいを抑えるためには
- アポクリン腺を刺激してしまう動物性脂質の摂取量を抑える
- 汗腺をとるための手術を行う(軽~中度のにおいレベルなら、パースビレックスやボトックス収入といった手術、中~重度のにおいレベルはミライドライやマイクロリムーブ、切開法が有効と考えられています。
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多汗症について
多汗症とは、手の平や足の裏、ワキ、顔や頭などから大量に汗をかいてしまう症状の事をいいます。
多汗症の症状が強く出ると、汗が原因でパソコンやスマホが壊れてしまうこともあります。この様な重症の多汗症は全国に80万人以上いると言われています。
多汗症とは、たんなる汗っかきとは違い、いわゆる病気の一種なのです。
多汗症で実際に困ること
- 手汗でノートや書類が湿ってシミができてしまう
- テストの答案用紙が手汗で破れてしまう
- 脇汗がひどくて他人の目が気になる
- 汗が気になってしまい余計にひどい汗をかいてしまって止まらない
- 顔の汗が化粧で崩れる
- 汗で下着や服が黄ばんでしまう
- 髪の毛が汗でビショビショになってしまう
- 水虫になりやすくなった
- 足汗がひどくてサンダルがすべる
- 手汗がひどくて相手と握手ができない
以上見てきたように、汗が原因で辛い思いをしている人は本当に多いのです。なかでも。手の平の多汗症は、もっとも日常生活に支障をきたすともいえるでしょう。ただの「汗っかき」ではなくて病気の可能性もありますので、適切に治療を行いましょう。
多汗症の種類と原因
多汗症は二つあります。病気が原因の「続発性多汗症」と原因が病気ではなく、はっきりと解明されていない「原発性多汗症」です。
病気が原因
多汗の症状がでる病気が原因のケースです。これは「続発的多汗症」と分類され、根幹にある病気を治療することで、多汗症が軽減されます。多汗症のでる原因の病気としては、パセドウ病、自律神経失調症、糖尿病、急性リュウマチ、結核、がん、脳梗塞や事故のダメージなどが原因で起こることもあります。また、農薬や薬や化学物質の中毒症状で、多汗の症状が出ることもあります。
ホルモンバランスの乱れが原因
ホルモンの分泌は、脳の視床下部でコントロールされています。視床下部は、ホルモンだけではなく自律神経もコントロールしています。ホルモンバランスが乱れると自律神経のバランスも乱れてしまいます。そのため、交感神経が刺激を受けて、多汗症になることがあります。更年期障害も、ホルモンバランスが乱れることでおき、多汗症になることがあります。更年期障害の多汗症はホットフラッシュと呼ばれ、暑くないのにのぼせたり、汗をダラダラとかいてしまう症状が特徴です。
ストレス・緊張・不安・精神的なものが原因
多汗症は、精神的な影響を受けやすいと言われています。とくに、強い緊張や不安など恐怖を受けると、一気にドバッと汗をかくことから「発汗恐怖症」と呼ばれることもあります。ストレスや不安などを感じると自律神経は交感神経が優位な状況となります。そのため、汗腺が活発になり「精神的発汗」として汗をかいてしまうのです。交感神経が敏感な人ほど、多汗症になりやすいと言われています。
生活習慣の乱れが原因
食生活や生活習慣の乱れが多汗症を引き起こすケースもあります。肥満症の人は、皮下脂肪が断熱材の様になっており、からだの熱が体外に出にくくなっています。そのため、体温が上がりやすく、大量に汗をかいて体温調整をしようとするのです。また喫煙者も多汗症の人が多いのです。原因としては、喫煙すると体内にニコチンが取り込まれます。ニコチンには交感神経を活発にする働きがあるため、汗をかきやすくなります。食生活の面でも、「カフェイン」や塩分や脂質の多い食生活を続けていると、交感神経に異変が起こるため汗はでやすくなりのです。
原因がわからない「原発性多汗症」
病気の様な明らかな原因がわかっていない「原発性多汗症」です。このケースは、本人にとっても原因がわからないため、長い間悩む人が多い多汗症です。
多汗症=ワキガではありません
多汗症のほとんどは、エクリン腺からでる汗です。汗をかいたあとに放置しておくと当然、汗臭がしますのでこれをワキガと思う人も多いと思いますが、多汗症でワキの下に汗をかくのはワキガではありません。ワキガはアポクリン腺から出る汗が原因の為、治療法も対策も違います。多汗症とワキガは違いますのでご注意ください。
多汗症のセルフチェック
自分が多汗症かどうか心配な人は、下記のセルフチェックとしてみましょう。
- 多汗の症状で、日常生活に支障がある
- 家族の中に多汗症の人がいる
- 寝ている間は、汗が止まる
- 週に一回以上は大量の汗をかく
- 左右対称、同じ部分に汗をかく
- はじめて多汗の症状を感じた年齢は25歳以下
- いつも汗をふくためにタオルが手放せない
- 手汗で紙がふやけたり破れたりする
- 汗染みがきになって着たい服を自由に着られない
- 汗が気になるあまり人間関係がうまくいかない
以上のケースが気になったら多汗症が考えられます。皮膚科や多汗症外来などで相談するか、汗を止めるためのサプリメントを検討してみましょう。
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多汗症の治療方法
多汗症の治療は、病気が原因であれば、完治すれば症状は治まります。
病気が原因でない「原発性多汗症」の場合は対処療法、「汗そのもの」にアプローチする治療方法が一般的です。
塗り薬「塩化アルミニウム」を使う方法
塩化アルミニウムの塗り薬は、多汗症の治療によく使われます。汗に含まれる成分や、皮膚の細胞と塩化アルミニウムが合体して、汗腺を塞ぐ栓となり、発汗量を抑えるという仕組みです。汗腺にフタをするだけなので、根本的な解決方法にはなりませんが、手軽に多汗症の症状を一時的に抑えることができます。
プロバンサインに代表される内服液「抗コリン剤」
抗コリン薬は、多汗症の症状を抑える飲み物として使われるものです。抗コリン剤は、交感神経から汗を出す命令を伝達する「アセチルコリン」という物質の働きを抑えます。つまり「汗を出す」という指令をカットするため、気になる部分だけではなく、全身の汗腺から汗が出にくくなる方法です。
漢方で体質改善
多汗症を漢方で治療する方法が注目を与えています。漢方の役割としては、体質改善を目指すことができるだけではなく、多汗症状によって落ち込んだ精神状態の改善にも効果があるようです。
電気治療「イオントフォレーシス」
水を入れた容器に電流を流し、手や足を20分ほど、その水に入れる電気療法をいいます。電気を水に流すことで発生する「水素イオン」が、汗腺そのもを小さくして、汗を作りにくくしてくれます。手や足の多汗治療に、とても有効な治療法方法です。
その他にも多汗症を治療する方法としては、いくつかあります。
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汗をかきやすい部位TOP5
基本的に、汗のかきやすさと汗腺の数は比例します。つまり、汗をかきやすい部分には汗腺は密集しています。
1.頭(額)
汗はもともと、上がる過ぎた体温を下げるために出るものなのです。熱に弱い脳を守っている頭は毛穴が他の部位よりも多いのです。頭の汗、顔汗に悩ませる人は非常に多いですね。
頭から垂れてくる額の汗は、気温の高い時期にはほとんどの人にみられます。しかし。暑くないのに急に汗が出てきたり顔が火照った状況になるときはホットフラッシュという症状の可能性があります。ホットフラッシュという症状は更年期の女性に多い症状なのですが、血行が急に悪くなることが原因です。この様な症状は更年期の時期に不足がちな成分を補いながら改善していくことが大事です。
また、顔面から噴き出すような汗が出る場合は、交感神経が活発になりすぎておこる「顔面多汗症」の可能性があります。治療方法としては、注射や投薬治療、手術があります。
絶対、手術はイヤという人のお勧めしたいのが顔汗制汗ジェル「サラフェ」です。
額からの汗が多すぎて悩んでいる人は、他の部位の汗が極端に少なくなっていませんか?頭部に汗が集中しすぎてしまっている可能性もあります。エアコンの効きすぎた部屋で長時間過ごしている人によくある症状です。汗を出していない部位の汗腺がどんどん衰えてしまっているのです。きちんと全身で汗をかくようにすることが大事です。エアコンの温度調整には気をつけましょう。汗をかくような運動をしたり、熱めのお湯で入浴するのもお勧めです。
2.手に平
手のひらも、汗腺が密集していて汗をかきやすい部位です。しかし、手に平だけ汗をかく場合は暑いのではなく、心因性などの他の影響も考えられるので注意が必要です。
手に平も夏の暑い時期に汗をかく人はいますが、暑くないのに手のひらに多量の汗をかく人は、手の多汗症の可能性もあります。これは精神的なことが主な原因です。一般的には注射やケア用品で対応します。
3.足の裏
足の裏も、手のひらと同様に汗腺が密集して汗のかきやすい場所です。足の裏に汗をかくことで靴の中が群れ、靴下や靴のニオイに悩まされている人も多い汗です。
足の裏は靴下やストキングと靴で覆われていて、どうしても汗の蒸発しにくい部分であり、また靴下やストキングに汗がしみこむと、雑菌が繁殖しやすくニオイも気になる部分です。また水虫の原因にもなります。足の裏のニオイ対策は、毎日綺麗に足を洗うことが重要です。
また、靴下で床を歩くと汗の足跡がついてしまうほど多量に汗をかく人は、「足底多汗症」という症状かもしれません。病院での治療法もあります。
4.背中
背中の汗は衣類で吸収される部分なので、普段は汗をかいている自覚はあまり無いと思います。しかし、背中は「体温を下げるための汗」をよく出す部分です。また、胸も体温調整のためによく汗のでる部位です。
背中にだけ多量に汗をかく原因は、体温調整機能が弱くなってきていることが多いです。この原因は一日中エアコンのきいた部屋セ過ごす事が原因のケースが多いです。エアコンのきいた部屋は、ちょうどよい気温なのですが、体温調整機能がだんだん弱くなってしまい、急に屋外にでると背中に大量の汗をかいてしまう事態になってしまうのです。対策としては、外と室内の気温差に気をつけることです。夏にエアコンを利用する場合には、温度設定に気をつけましょう。理想の室内温度は27~28℃です。
5.脇の下
脇の下もよく汗をかく部分です。脇の下には「アポクリン腺」というタンパク質や脂質を出す汗腺があります。こnアポクリン腺が密集している人はワキガになりやすく、また、脇の下はなんとなく不潔・汚いというイメージがあるので、悩んでいる人も多い部分です。
脇の下も、多くの人が汗をかきやすい部位です。しかし、脇の下は専用の制汗剤が他のどの部位よりも多く、様々な対応方法があります。汗ジミが気になる人は、制汗剤よりも脇汗パットを使うのが確実です。
また、あまり脇の下のニオイがきつい場合にはワキガの可能性もあります。自分の脇のニオイは自分では気づかない部分なので、気になる方はセルフチャックをしてみましょう。
ワキガのセルフチャック
- 耳垢が湿っている
- ワキ毛に白い粉がつく
- 衣類のワキ部分が黄ばむ
- 親のどちらかあるいは両親がワキガ体質である
- ワキ毛の処理をしていない
- ワキ家の毛質が太くしっかりしている(女性の場合、男性は逆)
- ワキ汗をかきやすい
- タバコを吸う
- 揚げ物が好き
- ストレスが多い
- 生活リズムが乱れている
ワキガの特徴は「自分では気づかないことです」チャック項目はワキガの可能性が高い項目から書いてあるのでセルフチェックをしてみてください。
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体のニオイについて
部位別のニオイについて
体の部位によりニオイは違います。その原因は部位によって「ニオイの材料」が違うからなのです。
ニオイの材料とは、2種類の汗(エクリン汗、アポクリン汗)と2種類の皮脂(皮脂腺からでる皮脂・角質層の中による脂質)の組み合わせによって、発生するニオイの物質が変わるからです。
- 頭皮のニオイの材料は、エクリン汗と皮脂腺由来の皮脂です。油の様なニオイがします。
- ワキのニオイの材料は、エクリン腺とアポクリン汗、皮脂腺由来の皮脂、角質由来の皮脂が原因で、お酢の様なニオイがしたり、スパイスの様なニオイがします。
- 体のニオイの材料は、エクリン汗と皮脂腺由来の皮脂、角質由来の脂質が原因で、草の様なニオイがします。
- 足のニオイの材料は、エクリン汗と角質由来の脂質であり納豆の様なニオイがします。
加齢による体臭変化
体から発するニオイを大別すると「汗集(ワキ臭)」「ミドル脂臭」「加齢臭」の3種類に分類することができます。年代によってその強さのピークが違います。それぞれニオイの原因や発生部位が異なるので、ニオイの種類ごとに効果的な対策をとる必要があります。
若いころは新陳代謝が活発で汗をよくかきます。そのため「汗臭」が多く発生し、20代をピークにそのニオイの強度は下がって行きます。30代を過ぎた頃になると、自分自身を含め「ニオイが変化した」と感じる人が多くなります。この時代になるニオイは一般的に加齢臭と言われがちなのですが、2013年にマンダムより、この臭いは加齢臭ではなくて「ミドル脂臭」だという事が解明されました。「ミドル脂臭」は40代をピークにニオイ強度は徐々に下がってきます。そして50台半ば以降になると「加齢臭」が発生し、「汗臭」「ミドル脂臭」の発生は減少していきます。ここで注意しなければいけないのが、30代半ば~50代半ばにかけての「汗臭」「ミドル脂臭」「加齢臭」が同時に混在する時期です。この時期は、生涯の中でもっとも体臭のにおう時期となります。
10代から30代半ばまではワキから発生する「汗臭(ワキ臭)」がメインです。30代半ば~50代半ばにかけては、後頭部から発生する「ミドリ脂臭」がメインになりますが、まだ「汗臭(ワキ臭)」にも注意が必要です。50台半ば以降になると、胸や背中から発する「加齢臭」がメインになり、ワキ臭やミドル脂臭は減ってきます。この様に体臭は、年代によって「ニオイの種類」や発生部署が変化するため、年代ごとの適切なケアが必要になります。
口臭対策
「自分の気になるニオイ」のアンケートで「口臭」が第一位という結果がでました。それほど「口臭」は私達の暮らしの中の身近な悩みの種といえます。
どんな口臭で悩むの?
営業や接客で仕事相手やお客様と会う時に「自分の口臭は大丈夫だろうか」と心配する人
夫婦間や子供、親などの家族から指摘を受けた人
いつも口の中がネバネバした感じがして、口臭があるかもと気にしている人
口臭の原因について知りましょう
口臭の原因には、いくつかの原因が考えられますが、どんな人でもある程度の口臭はあります。それは種類の違いはあるけれど、口の中には雑菌や酵素が存在し、それによってニオイが存在するのは当然のことからなのです。
- 生理的口臭
- 食事による口臭
- 歯の病気による口臭
- 身体の病気により口臭 など
口臭の治し方について
原因に対してアプローチすることが大事なことです。
口の中に原因がある場合は、歯科病院では、口腔内環境を整えることが一般的です。歯石がある場合にはこれを取り除きます。
汗と臭いに対しての疑問集
りんごはワキガに効くって本当ですか?
これは、本当です。ワキガの原因となる汗は、アポクリン汗腺にあるアポタンパクという成分に効きそうです。リンゴの繊維はアポタンパクの分泌を抑えるといわれています。
ヨーグルトで体臭が消えるって本当ですか?
体臭予防にヨーグルトは効果的です。ヨーグルトの整腸作用によって、腸内の善玉菌と悪玉菌のバランスが保たれます。臭いの元と有害成分は悪玉菌が原因です。ヨーグルトの乳酸菌は悪玉菌を減らしてくれるので体臭対策として効果的です。
お酢の臭いで体臭が強くなると効きました、本当ですか?
いいえ、むしろ体臭予防に効果的です。お酢に含まれるクエン酸には、雑菌の繁殖を抑える働きがあります。直接食事に取り入れるほか、入浴の際にお風呂に入れるのもお勧めです。
口臭予防に梅干が効果的って本当ですか?
口臭に梅干は有効です。こちらもクエン酸の働きによるものです。さらに梅干は唾液の分泌も促してくれます。唾液に含まれる消化酵素の殺菌作用が、口を清潔にしてくれます。
緑茶が口臭予防に効果的って本当ですか?
食後に緑茶を飲むと効果的です。お茶の中でも特に緑茶に含まれる、カテキン、フラボノイドには消臭効果が期待できます。
口内環境を整えても口臭が改善しない場合は「口臭外来」を訪問しましょう。
朝シャンすれば頭皮が臭わないのは本当ですか?
朝シャンはよく乾かさないと逆効果です。朝の忙しいときにシャンプーをしてよく乾かさないで外出する人は多いと思います。しかし、半乾きの髪は、たばこや排気ガス、生活臭などの臭いが非常につきやすい状態です。そのような状態が余計に頭皮の臭う原因となります。
都会人に臭いは特にキツイというのは本当ですか?
本当です。人口密度の高い都市部は、郊外に比べて二酸化炭素が高めです。二酸化炭素の影響を受けた皮膚はアルカリ性になります。アルカリ性の肌は雑菌を影響を受けやすくなるため、汗をかくと臭いやすくなります。
男性は女性に比べて臭いに鈍感なのですか?
男性も女性も体臭に対しての感覚は同じです。よく「オヤジ臭い」なんて言われますが、実は男性も女性の臭いを気にしているのかもしれませんね。
しゃべらないと口臭はきつくなるのですか?
その傾向にはあります。適度な会話は唾液の分泌を促します。唾液には雑菌効果があり、口臭を予防する働きがあるのです。長い時間口を閉じていると、適度な唾液が分泌されず口内に雑菌が繁殖する原因にもなるのです。