世界で最も早く朝を迎える国はどこ?
2019/10/12

日付変更線と呼ばれるものがあります。
これは日本とハワイの中間、東経180度の子午線に沿って設定されています。
この線を東から西に越えるときには、日付を一日遅らせます。
この日付変更線は、1884年(明治17年)、アメリカで開催された「国際子午線会議」で定められました。
ただし、日付変更線は東経180度の子午線に、ぴったり一致しているわけではありません。
その経度の上に島や陸地がある場合には、日付変更線はそこを通らないように迂回して引かれています。
それゆえ、この線に最も近い西側の場所が、毎日、世界で最初に朝を迎えることになります。
その場所は、国で言えば、南太平洋のキルバス共和国です。
この国は島々から成り、それらの島が広範囲に点在してます。
このため、国土の真ん中を日付変更線が縦貫しています。
1995年、日付変更線をカロライン島の東側に移動しました。
その結果。カロライナ諸島が世界で最初に朝を迎える土地になったのです。
なおカロライナ島は、ミレニアム島と改名されました。