ウコンを摂る事が肝臓に悪いこともあるという事実
ウコン入りの健康ドリンク
これから飲み会という時には二日酔い対策として必ず飲みますよね。
でも、驚いた事にこのウコンを摂りすぎる事が、肝障害の原因になる第一位なんですって。
この記事は、二日酔い対策としてウコンを使っている人には必読の記事ですよ。

ウコンがなぜ二日酔いによいとされるのか
ウコンは別名、別名ターメリックと呼ばれています。
ウコンを摂取する事のメリットは、ウコンの成分のクルクミンが胆汁の分泌を促すというメリットがああります。
この胆汁の分泌が多くなることによってアルコールが分解され二日酔いが抑えられる効果があるのです。

ウコンの摂り過ぎは逆に肝臓に悪いという事実
ウコンの摂取のしすぎは、肝臓に良いどころか悪いという事実をしりましょう。
ある大学教授のの話を引用させてもらいますと
肝機能の数値が悪いのを回復させようとしてウコンを飲むのはおすすめしません。
特に、C型慢性肝炎や非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)は肝臓に鉄分が溜まりやすい病気です。そのため鉄分を多く含むウコンを飲むと余計に悪化してしまう危険性がある。
肝臓の数値が悪いからと自己判断でウコンを飲み続けると、知らないうちに肝障害がより悪化する危険もある。
まずは医者に相談し、正しい診断を受け、ウコン入りの健康食品を摂る場合は成分表示をしっかり見て鉄分量を確認してください
と言われています。
この記事から分かる事は、ウコンを摂り過ぎる事によって鉄分を摂り過ぎてしまうのが問題なのですね。
体内の鉄分が多くなると、肝臓の中に余剰の鉄分が溜まるようです。
すると活性酸素と言う酸素ができやすくなります。
この活性酸素が、周辺の細胞を傷つけてしまうらしいのです。

この様な状態になると肝臓の働きはわるくなります。
肝臓に沈着した脂肪が活性酸素に刺激されて脂肪肝炎を引き起こし、肝硬変や肝臓がんの原因となります。
鉄分は人間にとって必要な栄養素の一つです。
女性の場合は月経によって貧血になりやすので鉄分は大きな味方なのですが、男性の場合は普段の食事の中で十分な鉄分は摂取しているので、むしろ鉄分の摂り過ぎには注意が必要なのです。
ウコンの摂り過ぎで健康を害した例
- 飲酒による肝機能低下を防ぐ目的でウコンとシジミエキスを毎日摂取した結果、数ヵ月後に劇症肝炎を発症した例もあります
- 二日酔い防止にウコンを多量摂取したら肝機能が劇的に低下し死亡した例もあります
- 肝硬変を患っていた女性が、ウコンの粉末を毎日スプーン1杯程度飲み続けたところ、かえって症状が悪化し、3ヵ月後に多臓器不全に陥って死亡したケースもあります
昔より二日酔いにはシジミや味噌汁が良いとされていますし、ウコンも同様に二日酔いに良いとされてきました。しかし、鉄分の採りすぎにより、余計に肝臓が悪くなる危険性もあるのです。
現代では生活の質もかなり昔と異なってきています。昔と違い肝臓の悪くなる原因は、栄養不足が原因ではなく、肝臓が悪くなる原因はむしろ肥満やアルコールといった生活習慣病による脂肪肝になってきた。そのためウコンの鉄分が逆に体を害するようになってきたのです。
まとめ
ウコンの成分には、二日酔い予防を促進する成分も多いのですが、逆に鉄分の採りすぎは肝臓を悪化させてしまいます。
肝臓が今悪いと自覚しているのであればウコンの摂取は控えたほうが良さそうですね。
でも、実際、ウコンの入ったドリンクを飲むと二日酔いはなくなる様な気がしますし微妙ですね。