頭皮の悩みの解決法(原因と対策)
2019/08/17
夏になると気温が上昇してきるので、紫外線や汗で頭皮環境は1年を通して最悪の状態になります。しかし、こんな頭皮の悩みも適切は頭皮ケアをすれば、予防や改善をすることができます。
では、具体的に頭皮に対してどんな悩みを持っている人が多いのでしょうか。
- 頭皮が赤い
- 頭皮が硬い
- 頭皮が痛い
- 頭皮が臭う
- 頭皮がベタつく
- フケやかゆみが気になる
- 頭の毛が細くてボリュームが足りない
- 抜け毛や薄毛の心配
このような悩みを持っておられる人の為に今回は記事を書きました。
健康な頭皮の状態とは?
健康な頭皮の状況とは、頭皮の色が青白くと透明感があり、常に潤っている状況のことをいいます。
また、一つの毛穴からは2~3本毛髪が生えている特徴があります。
毛髪は頭皮の下にある毛母細胞が増殖することで成長して伸びていきます。栄養や酸素がたくさん届くことで毛母細胞が活発になり、ハリやコシがある太くて丈夫な綺麗な毛髪が生えてきます。
毛髪が丈夫だと抜け毛も起こりにくくなるのです。
また、皮脂によって適度な頭皮の潤いが保たれているということは、頭皮を保湿して乾燥から守ってくれます。
頭皮の健康は髪にも大きく影響するので、とても重要なのです。
不健康な頭皮の状況とは
肌が不健康な状態だと肌荒れを起こしますが、頭皮も同じ皮脂なので同様に不健康な状態が存在するのです。
頭皮を不健康にしてしまう原因は
- 血行不良
- 頭皮が清潔に保たれていない
- 頭皮や髪に対してのダメージ
などがあります。
血行不良
頭皮が不健康になってしまう原因の一番は血行不良です。
血行不良の状態が続くと、栄養や酸素が血管を通って頭皮まで届けられないので、ハリやツヤのない弱々し細い髪が生えてくることになります。
頭皮が清潔に保たれていない
頭皮が清潔に保たれていないと、かやみやフケなどの頭皮トラブルの原因となります。
適量の皮脂は保湿の働きをしますが、過剰な皮脂の分泌は頭皮トラブルの原因となります。
この過剰な皮脂の状態を長期間放置すると、その皮脂が酸化して毛穴が詰まったり嫌な臭いを発生させたり、かゆみや炎症を起こして髪の成長を妨げてしまうのです。
逆に頭皮を清潔にしようとして皮脂を取りすぎてしまっても、逃避に必要な皮脂をまで失ってしまい頭皮が乾燥するという場合もあります。
しかし、頭皮は乾燥を防ぐために勝手に皮脂を過剰分泌してしまうので、更にベタベタしてしまう原因にもなってしまいます。
また、シャンプー後のすすぎのこしが原因で、洗剤が肌に残ったままになってしまい炎症を起こしてしまうこともあります。
頭皮や髪に対してのダメージ
紫外線やヘアカラー、洗浄力の強いシャンプーが頭皮にダメージを与えて不健康な頭皮にしてしまいます。
紫外線の浴びすぎは、紫外線が肌の奥まで染み込んでしまい、体内の細胞を少しずつ破壊してしまいます。頭皮に紫外線を浴びることで、髪を作る毛母細胞が壊れてしまい機能を低下してしまうのです。
ヘアカラー剤は肌への刺激が非常に強いので、頭皮に付着することによってかぶれやかゆみを感じることがあります。
また、洗浄力の強すぎるシャンプーも非常に強い刺激性を持っているので、使用することで皮脂を根こそぎ落とし、炎症を引き起こしてしまうこともあります。
頭皮の悩みの症状別原因と対策
頭皮の色
頭皮の色が赤い場合は、頭皮が紫外線の影響を受けていたり、毛穴に皮脂が詰まって炎症を起こしています。原因としては血行不良などが考えられます。
その他の原因によっても頭皮の状況が悪化してくると、頭皮の色や硬さも変化してきます。
薄いピンク色の場合は乾燥が原因
頭皮が薄いピンク色になった場合は、頭皮の乾燥が原因です。乾燥の原因としては頭皮の水分不足や皮脂不足です。
その原因としては紫外線やドライヤーの熱、シャンプーのしすぎが原因として考えられます。
頭皮がピンク色になったときの対策としては保湿をしっかりとすることです。
頭皮の保湿のためには育毛剤がおすすめです。育毛剤は髪を育てるだけではなく、頭皮を健康的にしてくれる成分が含まれています。
また、育毛剤は紫外線予防にも期待がもてるので効果的です。
黄色は不規則な生活習慣が原因
頭皮が黄色い場合は不規則な生活習慣が原因です。
睡眠不足や栄養不足、ストレスがたまることが続くと、血行不良やリンパの循環が悪くなり黄色く変色します。
また、過剰な皮脂で頭皮がベトベトし黄色く見えることもあります。
頭皮が黄色くなってしまった場合には、良質な睡眠、栄養バランスのとれた食事、禁煙、ストレスを溜め込まないなどの生活習慣を見直しましょう。
茶色は血行不良が原因
血行不良が原因で頭皮は茶色に変色します。
血行不良の状態が続くと、頭皮を健康にするための栄養や酸素が届きにくくなります。
栄養や酸素が不足してくると、肌の色がくすみ茶色になってしまいます。
頭皮が茶色くなった場合には、頭皮マッサージをして血行を良くしましょう。
頭皮をマッサージすることで血流を改善することができます。
方法としてはヘッドスパを利用するのもお勧めです。
頭皮の血行がよくなると抜け毛予防にも効果的です。
赤色は危険な状態
頭皮が赤色になってしまう場合は炎症です。
頭皮にダメージを与えないためには低刺激で頭皮に優しく必要な皮脂を残し余分な菱だけを洗い落としてくれるようなシャンプーを選びましょう。
お勧めは、アミノ酸シャンプーです。
アミノ酸は肌を構成する成分なので、同じ成分を使っているアミノ酸シャンプーは身体に害を及ぼすような心配はありません。
これを使い正しく洗うことで、血行が良くなったり、洗浄不足などを無くすことが出来ます。下記が正しい洗い方になります。
①髪を濡らす前にブラッシングをしてホコリやゴミを落とす
②ぬるま湯で頭皮や髪に付着した汚れを落とす。しっかりと髪に水を含ませる
③シャンプーを適量手に取り、指の腹を使い優しくマッサージをするように洗う
④すすぎ残しがないように隅々までしっかりと洗い流す
頭皮の硬さ
頭皮が硬いと良くないと言われますが、実際にどの位の状態の事を硬いというのでしょうか。
自分でデルフチェックする方法を紹介します。
写真を見て頂ければ一目瞭然ですね。
標準的な頭皮の硬さ
状態としては、健康的で程よい柔軟性と弾力、程よい柔らかさがあります。バランスの良い食生活と睡眠、ストレスを溜め込まない環境を維持すると、標準的な頭皮の硬さを保てます。引き続きバランスの良い生活と」予防のためにも定期的なヘッドスパがお勧めです。
硬い頭皮
頭皮が硬く、柔軟性や動きが少ない状態です。原因としては、生活環境の悪化、睡眠不足や眼精疲労、凝りやストレス、血行不良などが原因として考えられます。対策としては、定期的なヘッドスパなどのマッサージが有効です。
柔らかい頭皮
頭皮が柔らかすぎて、弾力がなくブヨブヨな感じです。原因としては新陳代謝が悪く、老廃物や水分が溜まっていて、むくみがでている状態です。対策としては、ヘッドスパなどのマッサージをして、むくみを取り老廃物の除去が効果的です。
頭皮が油っぽい、乾燥する
乾燥した頭皮
潤いや柔軟性がなく、頭皮が乾燥してカサカサしている状態です。原因としては頭皮のターンオーバーが短いこと、皮脂の分泌不足による乾燥、強いシャンプーなどによる皮脂の取り過ぎが原因です。対策としては、ヘッドスパによる頭皮ターンオーバーの安定化や、肌に合ったシャンプーの使用、頭皮化粧水などによる保湿も効果的です。
油っぽい頭皮
皮脂の過剰分泌によりテカリやベタつきのある状態です。原因としては、揚げ物や肉類、甘いものなどの糖質や脂肪・油の多い偏った食生活、運動不足や間違ったシャンプーの仕方などが原因です。対策としては、バランスの良い食事と運動、肌に合ったシャンプーや定期的なヘッドスパでの過剰皮脂の除去が効果的です。