一流のプロは「見た目」の美しさにここまでこだわる
2019/10/22
はじめに
箸はきれいに持ちたい。力が入ってガチっと握ったら、キレイじゃない。
やわらかく握ったほうがしなやかに見えるはずなんです。
アスリートが、箸をキレイにもつというのが、いいじゃないですか。
アスリートがゴツゴツした手で豪快に食べたら、想像通りで、おもしろくないでしょ。(イチロー語録)— UTBTRENDツィート (@wwfugu) 2019年5月29日
箸はきれいに持ちたい。力が入ってガチっと握ったら、キレイじゃない。
やわらかく握ったほうがしなやかに見えるはずなんです。
アスリートが、箸をキレイにもつというのが、いいじゃないですか。
アスリートがゴツゴツした手で豪快に食べたら、想像通りで、おもしろくないでしょ。
<2011年 イチローの箸の持ち方に関してもこだわりについて語った言葉より>
ツイッターでイチローのこんな言葉を紹介しました。
イチローがなぜ箸の持ち方までにこだわるのか、深堀りしたいと思います。
客観的な視線を意識する
あの華麗なイチローのバットコントロールやフィールディングと箸の持ち方は無関係ではありません。
イチローの美学は、どんな場面でも華麗なパフォーマンスを発揮すること。
それも第三者が美しいと感じるものを徹底的に追求することです。
これは、心理学的には”メタ認知”という心理なのです。
メタ(meta)とは「何かを越えて」を意味する接続語です。
たとえていうなら、頭の中にもう一人の自分がいて、自分のことを客観視する能力のことを言います。
一流の人間ほど、自分を客観視する能力に秀でています。
イチローも常に美しい動作を監視しているもう一人の自分がいるから、ファンを感動させられるパフォーマンスができるのでしょう。
まず「自分のファン」を片時も忘れずに意識することです。
それは自分の仕事に注文を出してくれる顧客かもしれないし、得意先の担当者なのかもしれません。
彼らを魅了しようという意識を持つことで、私たちもイチローの域に少なからず近づけるようになります。
おわりに
確かに、この文章を読んで私は思いました。
イチローは何かにつけてカッコよくパフォーマンスを発揮しています。
バッターボックスに立つ姿も、スタイルもすべてに対してファンを魅了するなにかを持っています。
しかし、それは良く考えると、もともと持っているものではなく、努力してパフォーマンスしているのではないでしょうか。
たとえば、サイトで商品を紹介するにしても、他のサイトと同じようなサイトであれば、上位に表示されるようになったとしても、お客様はすぐに離脱してしまうのではないでしょうか。
いままでの自分を考えてみると、確率論で上位に表示されるようにサイトを構築していました。
たとえサイトにお客様が訪問してくれたとしても、すぐに去っていくような構成であったと思います。
確率論ではなく、お客様を魅了するようなサイトにしないと結局のところ、よいサイトにはならないような気がしてきました。
もう一度、サイトがお客様に魅力的であるのか見直してみたいと思います。