金魚という呼び名の発祥とは?
2019/10/22
金魚といったらどんな色をイメージするでしょうか?
多くの人が赤い色を思い浮かべると思います。
童話にも「赤いベベ着たかわいい金魚」と歌われています。
それなのに、どうして「金魚」なのでしょうか。
英語でも、金魚は金魚(黄金の魚,goldfish)と呼ばれています。
金魚はフナの突然変異で、その原産地は中国の長江(揚子江)下流域の湖といわれています。
中国人が金魚を発見した時期ははっきりしません。
しかし、唐代(618~907年)には、金魚の飼育は行われていました。
金魚という名は、体色からきていると思われます。
そのウロコが黄金色に光るところから金魚と呼んだのでしょう。
では、他の色の金魚はいなかったのでしょうか。
他の色の魚もいたのですが、金色のものが多かったので金魚と呼んでのかもしれません。
日本には、金魚は金魚という名で入ってきました。
日本では、その中国語をそのまま日本語に取り入れたのです。
ちなみに、金魚が中国から入ってきた当初、日本人は金魚の事を「こがねうお」とも呼んでいたと言います。