蚊取り線香は煙で蚊を退治するのか
2019/10/22
はじめに
これから夏に向けて蚊取り線香が活躍する時期ですね
蚊取り線香の煙をすって蚊は落ちているのでしょうか。
疑問なのでブログの方に調べて書きます— UTBTRENDツィート (@wwfugu) 2019年5月19日
先日ツイッターでこんな発言をしました。
これから夏にかけて蚊が増えてることは間違いないのですが、この時期に活躍するのが蚊取り線香です。
その蚊取り線香が蚊を退治しているの理由は煙にあるのでしょうか。
わたしはあの煙がどうも苦手なので、できれば煙が出ないほうが嬉しいのですが、煙が蚊を落としているのであれば我慢するしかありません。
疑問なので調べてみたいと思います
蚊取り線香が蚊を落とす理由
蚊が出現する夏になると、蚊取り線香が活躍することになります。
与謝蕪村に「学びする机の上に蚊遣かな」という句があります。
昔は青葉や陳皮(ミカンの皮を干したもの)を焚いて蚊を追い払っていました。
明治になって除虫菊が用いられるようになりますが、現在の蚊取り線香には天然の除虫菊の殺虫成分は使用されていません。
現在の渦巻状の蚊取り線香について、ある本には「一方に火をつけておくと、いつまでも燃え続け、煙を吸った蚊は畳の上にぽたぽた落ちてくる」とあります。
この文章には間違いがありますが、それが分かりますか。
「煙を吸った蚊は・・・」とあるが、蚊取り線香は煙で蚊を殺しているのではないのです。
現在発売されている蚊取り線香の有効成分は、科学的に合成されたピレスロイド(アレスリン)です。
先端の燃焼部分から6~8ミリメートリ手前の部分は250度前後の熱せられているが、その部分から有効成分のピレスロイドが蒸散し、蚊を殺しているわけです。
煙が蚊を殺していいると思っている人がいるようですが、それは誤解なのです。
なお、ピレスロイドは人間にとってはほとんど無害といわれています。
おわりに
蚊取り線香が蚊を落としている理由を調べてみたのですが、蚊取り線香の煙が原因で落ちているのではなかったのですね。
蚊取り線香の先端を熱することによって、その先端から蚊を落とすための有効成分であるピレスロイドが蒸散し、蚊を殺していたのでした。
私は、あの蚊取り線香の煙がどうも苦手なのです。
煙で蚊を落としていないのであれば、あの煙がなければ嬉しいですね。
でも、最近のベープマットなんかは確かに煙が出ないですよね。
私と同じ考え方の人もいるのでしょうね。
商品も日進月歩で進化していくのですね。
世界で一番、危険な生き物は蚊といわれています。
たしかにマラリヤも蚊が原因で発生しますし、蚊は色々な動物の血を吸って動き回っています。
蚊取り線香を開発した金蝶に本当に感謝ですね。