どうせ点を取るなら一席三鳥を目指そう イチロー思考
2019/10/22
はじめに
2005年、チームメートが「四球を増やせば打率4割も夢でない」と語ったことに対して
イチローの回答は
四球を増やすより、どうやってヒットに結びつけるかを考えたほうが生産的だし打者としての能力が上がります
と答えた。— UTBTRENDツィート (@wwfugu) 2019年6月3日
2005年、チームメートが「四球を増やせば打率4割も夢でない」と語ったことに対して
イチローの回答は
四球を増やすより、どうやってヒットに結びつけるかを考えたほうが生産的だし打者としての能力が上がります
と答えた。
ブロクでこんなツィートをしました。
このイチローの発言に関して深掘りしてみたいと思います。
イチローが四球を選ばない理由
イチローが四球を選ぶ割合が驚くほど低いことは、データで証明されています。
一つの四球を選ぶ打席数を比べてみると、イチローの数値(打席数÷四球数)は過去15年の平均で17.0
17打席に1つの四球を選択しているのわけです。
福留孝介が6.9 松井秀樹が9.2であるのを見れば、いかにイチローの四球の少ないのが、よくわかると思います。
イチローは、他の選手なら見逃して四球で出塁する「ボール球」にあえて手を出しているのです。
2006年7月のオールスター戦で、ノースリーから打ちにいったことに関してイチローはこう語りました。
「オールスターでフォアボールなんてつまらないでしょう?だから、バットが届くボールなら全部振っていこうと思っていました。」
選球眼を高めて四球で塁にでるのは悪くはないが、これでは「打つ」という経験地は増えない。
塁にでられ、経験値も増え、ファンを楽しませることもできる。
この一石三鳥の最大効果を狙う積極姿勢が、一流を作り上げているのですね。
おわりに(まとめ)
一般の打者はあえてボール球を打ちにいこうとはしません。
四球を選べば4割でも狙えるのに、なぜイチローはあえて手が届くボール球に手を出すのでしょうか。
一番の狙いは彼の性格を考えると経験値を積もうとしているのではないでしょうか。
どんな球でも打てるように経験値を増やそうとしているように見えます。
まさに修行僧という言葉がイチローには当てはまります。
自分がイチローの立場であればボール球に手を出すでしょうか。
そんなことはしないと思います。
まず四球を選ぶことでしょう。
そこが凡人と一流選手の違いなのです。
しかし、私が会えてイチローの様にボール球に手をだしてヒットを打つことにチャレンジしたらどうなのでしょう。
打率は悪くなるし、チームからは叱られるかもしれませんが、色々なボールに対しての経験値は確実に高くなるので、将来的にはより成長するのではないでしょうか。
ビジネスの世界でも同じことが言えるのではないでしょうか。
一流と言われる企業はかならずリスクを考えながらチャレンジして大きくなっていると思いませんか。
わたしのリスクをあまり考えずイチローの様に生きていきたいと思います。