足に合わない靴は水虫になりやすい?
2019/11/17

水虫は白癬菌というカビの一種の感染によって起こります。
足の指と指の間、足の裏や縁に発生することが多いので、水虫のことを足白癬ともいいます。
皮膚の角質層に傷などがあると、そこに白癬菌が入り込み、いわゆる水虫になります。
水虫は一日中、靴を履いている人が感染しやすいのです。
そのため、かつては男性が多かったのですが、外で働く女性が多くなってきたことから、女性にも水虫の感染者が少なくありません。
白癬菌は高温で多湿な場所が大好きであり、靴は白癬菌にとって最も住みやすい場所のひとつなのです。
靴は蒸れやすく、靴を履いて歩くと、靴の中の湿度が大変高くなります。
湿度が高いと足の皮膚の細胞がふやけて膨張し、白癬菌が皮膚に入りやすくなります。
靴の中の湿度は換気がよくないと、当然、高くなります。
では、どんな靴だと換気が良いのでしょうか。
だぶだぶの靴?
そう思う人は多いことだと思います。
じつは足にぴったりの靴のほうが換気がよいのです。
だぶだぶでも、きつ過ぎても換気(通気性)は悪くなります。
足にぴったりの靴だと、足がポンプのような働きをして靴の中の空気がよく換気されることになるので蒸れにくくなります。
したがって水虫になりにくいのです。