ニキビの種類・原因・治し方
2019/08/04
ニキビの原因
ニキビの原因は皮脂が詰まりアクネ菌が過剰繁殖するのが原因
ニキビができるきっかけとしては、毛穴の出口の角質が厚くなって毛穴をふさいでしまう事が問題なのであり、毛穴が塞がれたことで、皮脂がつまりアクネ菌が過剰に繁殖して、ニキビになります。
アクネ菌は脂分を養分として繁殖するので皮脂が原因の様に見えますが実は違うのです
ニキビの原因は乾燥で肌の角質を硬くしてしまうのが原因
ニキビが増えると洗顔を良くしませんか?
ニキビの原因は皮脂が原因だという事で、ついつい顔を洗って乾燥しがちですが、これが意外とダメなんです。この行為が角質を固くして毛穴を塞いでしまってニキビを作ってしますんですね。
不用意な洗顔は大敵です。
ニキビの原因アクネ菌を殺菌する事はできません
アクネ菌は肌の常在菌なんです。
このアクネ菌が肌表面のバランスを正常に保ってるのです。確かに毛穴の中に入り込んでニキビを悪化させてしますことはありますが、殺菌してしまうことはできないんですね。
ニキビの種類
ニキビは毛穴につまっただけの初期のニキビから、炎症を起こして赤く腫れあがった重症のニキビまで、「白ニキビ」「黒ニキビ」「赤ニキビ」の大きく3種類に分けられます。
それぞれの特徴について説明します
白ニキビ
この段階はニキビの初期の段階です。毛穴に皮脂が詰まり古くなった状態であり、ニキビの患部が薄い皮膜で覆われており表面はまだ閉じており、発疹が白く見える段階です。
黒ニキビ
白ニキビが進化した状態です。皮脂が盛り上がって穴が開くことでニキビ患部の皮膜が開きます。そこで空気にさらされ、酸化して黒っぽく変色した段階です。
赤ニキビ
黒ニキビがさらに進化して悪化した段階です。毛穴のつまった皮脂に雑菌や細菌が増殖し、炎症を起こしてニキビ患部の周りが赤く膨れ上がった状態です。
黄ニキビ
赤ニキビの炎症がひどくなり、黄色い膿を持って、おできのように腫れ上がります。炎症が毛穴のまわりにまで及ぶこともあります。
ニキビ痕(あと)
炎症を起こしたニキビの膿が外に排出され、炎症が鎮まりますが、赤みが残ったり、シミのように色素沈着してしまったり、クレーターのように皮膚が陥没するなど、痕(あと)が残ってしまう場合があります。
痕が残るかどうかは、ニキビの進行程度や体質などによって個人差があります。
ニキビが深い場所にある場合は、膿が出ず、中でゆっくりと吸収されていくこともあります。
思春期ニキビの場合は白ニキビでとどまる事が多いのですが、大人ニキビになるとニキビ痕が残りやすくなり色素沈着しやすくなります。
思春期ニキビと大人ニキビの違い
ニキビは青春のシンボル。
子供の頃にはキレイだった肌も、思春期を迎えるとホルモンの影響なのでしょうか、ブツブツの肌になってしまいます。
しかし、これは誰でも通る道、青春を迎えた証拠だと割り切っている人は多いのではないでしょうか。
青春のシンボルであるニキビは、石鹸で洗って肌を綺麗にしていれば、お年頃になるまでにはキレイに治るものです。
ただし、この時期にニキビを潰したりしていると、跡が残ってしまうので注意が必要ですね。
しかし、この時期を通過して、また顔にブツブツができだします。
このブツブツの事を吹き出物と呼んでいるのですが、青春のシンボル「ニキビ」と大人になってからできる「吹き出物」は種類が違う物なのでしょうか。
ニキビも吹き出物も、俗称であり、専門的には「尋常性ざ瘡」という皮膚疾患で同じ物なのです。
しかし、少し違う点があります。
思春期にできるニキビと成人以降にできる吹き出物には、関わっている大きな要因が違うのです。
思春期にできるニキビができる特徴と原因
特徴としては
- オイリー肌の人に多い
- 額から鼻にかけてのTゾーンにできやすい
- 白ニキビが多くでき、化膿してしまうニキビが多い
- 遺伝的な要素が強く、生活習慣で悪化する場合もある
思春期になるとホルモンが活発に分泌されるようになり、皮脂量が増えてきます。
その結果、毛穴に皮脂がたまり、詰まりやすくなります。
なので、思春期にできるニキビは、皮脂量の多いTゾーン・背中に出来やすいのです。
大人ニキビ(吹き出物)のできる原因と特徴
大人ニキビの特徴としては
- オイリー肌だけではなく、乾燥肌などのあらゆるタイプに人にできるニキビです
- ほほや口周り、おごなどのUゾーンなどにできやすく、同じ場所に繰り返し出来るのが特徴です
- 大きな黄ニキビがポツポツとでき、色素沈着を残しやすい
- ストレスや生活習慣の影響が大きな原因なり、整理前に悪化する傾向がある
- 季節を問わずでき、治りにくく、化膿しやすく、色素沈着しやすいのが特徴です
思春期にできるニキビが皮脂が中心の原因に対して、吹き出物は、肌の新陳代謝(ターンオーバー)の乱れが大きな原因なのです。
新しい細胞が生まれて、古い角質がはがれていくサイクルが、乾燥などが原因で古い角質がはがれ落ちず、皮膚の表面に蓄積してしまい、毛穴を詰まらせてしまい大人ニキビ(吹き出物)となります。
乾燥以外にも、過度なストレス、睡眠不足なども新陳代謝が乱れる一因となります。
ホルモンバランスも関係しています。
月経前には、ニキビは起こりやすくなり、口周りやフェイスラインに出来やすくなります。
睡眠不足
午後10時から午前2時は、肌の新陳代謝が活発にある時間帯です。その時間に起きていると、お肌のトラブルの原因となり大人ニキビ(吹き出物)ができやすくなります。
暴飲暴食
一日2食・夜食や間食の摂り過ぎ・脂肪の摂り過ぎ・過度の飲酒などは、大人ニキビの原因となります。
生理周期やストレス
生理前にニキビ・吹き出物ができる原因は、女性ホルモンの乱れが大きく影響しています。
プロゲステロン(黄体ホルモン)とエストロゲン(卵胞ホルモン)という2つの女性ホルモンが強く関係しています。
プロゲステロン(黄体ホルモン)には余分な皮脂を増やす働きがあります。その為、生理中に多く分泌されるとニキビ・吹き出物ができやすくなりのです。
エストロゲン(卵胞ホルモン)には、肌のバリア機能を高める働きがあり、肌に潤いを与えてくれるコラーゲンやヒアルロン酸を増やす働きがあります。この成分は分泌されればされるほど、お肌に潤いとツヤがでるので、肌にはプラス効果があるのです。
生理前、いわゆる、肌が乱れやすい1週間は、プロゲステロン(黄体ホルモン)が活発になっています。
生理前にニキビ・吹き出物ができやすい人の肌は敏感で弱い特徴があります。
肌の乱れる一週間前には、肌に優しく有効な保湿成分が入っているものを利用して肌に潤いを与えてあげるのがポイントです。
ニキビケア化粧品と聞くと、どうしても肌に刺激が強いイメージがありますが、実は逆なのです。
大人ニキビケア用のものは、ニキビ肌の人が敏感肌で肌の弱い人が多いので、敏感肌の方でも使えるように優しく作られているのです。
ただし、安価な市販のニキビケア化粧品などは、その辺の配慮をしていない添加物を多く利用した製品もありますので、少し高めの物を利用するのをお勧めします。
大人ニキビができる部位
おでこにできるニキビ
おでこのニキビは、思春期にできるニキビと大人になってできるニキビでは原因が違います。
思春期ニキビの原因は、ホルモン変化による過剰の皮脂の分泌が原因となります。
それに対して大人ニキビの場合は、髪の毛や洗顔料による刺激、シャンプーやトリートメントなどの外的要因がほとんどです。
鼻にできるニキビ
毛穴の多い小鼻のまわりにできるニキビの原因は、ファンデーションや汚れの荒い残しによる毛穴の詰まり、過剰の洗顔や角栓ケアによる刺激のほか、不規則な生活や食事の影響による過剰な皮脂分泌などが原因です。
頬のニキビ
顔の中でも乾燥しやすい頬のニキビは、乾燥、冷え、不規則な生活リズムや脂肪分の多い食生活、ホルモンバランスの乱れによる過剰な皮脂分泌などが原因なのです。
不潔な寝具やバスタオルに繁殖した雑菌も原因となる場合があります。
あごのニキビ
ニキビの中でもあごにできるニキビは、原因が体の中にあることが特徴です。ストレスや冷え、生理前のホルモンの乱れなど、いくつかの要因が絡み合って起こることが多く、容易に特定することが難しいのが特徴です。
思春期ニキビと大人ニキビの治し方
思春期ニキビと吹き出物は、できる原因が違いますので、手入れの方法も違います。
青春のシンボルである思春期ニキビのお手入れの方法としては、とにかく洗顔をして肌を綺麗に保つことが大事です。
それに対して、吹き出物(大人ニキビ)の原因は、肌の新陳代謝(ターンオーバー)が原因ですので、あまり石鹸で洗うと肌が余計に乾燥してしまい吹き出物がひどくなってしまいます。
吹き出物のお手入れの方法としては、とにかく肌が乾燥しないように潤いを与えてあげることが大事なのです。
肌に潤いを与えてあげて、新陳代謝を正常にしてあげれば少しずつ吹き出物は治っていきます。
あごニキビを治す方法
二十歳を越してからの顎の周りにできてしまう赤くなって目立つニキビを治す方法はないのでしょうか。
若いころは、顎のまわりにニキビができるような事はなかったのですが、なぜ顎の集中してできてしまうのでしょうか。
顎ニキビができる原因と、治療方法に関して考えてみたいと思います。
ニキビの悪化していくステップ
ニキビは最初白いニキビなのですが、その白いニキビが酸化して黒いニキビになる場合と、白いニキビが化膿して赤いニキビになり最終的に黄ニキビに悪化する場合があります。
赤いニキビを治す方法
ニキビの治療の基本は洗顔です。洗顔をしっかりと行うことによって毛穴の汚れを取ることが大事です。
洗顔方法を正しく理解しましょう。
洗顔方法としては、一日2回、低刺激の洗顔料で洗うくらいにしましょう。
刺激の強い洗顔料は、気持ちよく感じますが、ニキビのためにはよくありません。
洗顔後は、保湿効果のある化粧水、美容液、乳液を利用して徹底的にニキビの出来ている部分を中心に保湿しましょう。
ニキビを治す専用のオールインワンジェルを使うのもお勧めです。
オールインワンジェルを使えば、保湿効果のある化粧水、美容液、乳液を利用しなくてもOKです。
生活習慣としては、夜は早く眠り、肌のターンオーバーを促しましょう。肌のターンオーバーが正常になることによって、皮膚の上部の角質が剥がれて、赤ニキビはなくなっていくのです。
食べ物に関しては、野菜たっぷりの栄養バランスの良い物を一日三回とるようにしましょう。
脂物や甘いものはニキビを悪化させてしまいます。極力さけるようにしましょう。
運動することは、ニキビを改善するためには非常に良いことです。肌の活性化にも必要ですので、適度な運動を心がけましょう。
顎ニキビを治す為のポイント
顎ニキビを治す為のポイントについてまとめてみます。
- 洗顔を毎日正しくしましょう。刺激の強いスクラブ入りの洗顔料は避けて、刺激の少ない洗顔料で一日2回の洗顔を心がけましょう。
- ニキビが気になり一日何回も洗顔すると、肌のインナードライ状態を招き、更にニキビを悪化させてしまう可能性があるので、洗顔したいのはわかりますが、洗いすぎには注意しましょう。
- 赤にきびを手で触ったり、潰したりすると、赤にきびを悪化させてしまい黄色いニキビになってしまいます。黄ニキビは跡が残ってしまうので気をつけてください。
- 顎ニキビケアに一番大事な事は肌の徹底保湿です。あごニキビの最大の原因は肌の乾燥なので、徹底保湿に心がけてください。
ニキビの原因・治し方(まとめ)
顎のまわりにできるニキビは思春期にできる、おでこ、頬にできるニキビとは少し違いがあります。
思春期にできるニキビは皮脂が原因ですので、とにかく綺麗に洗顔すれば直ります。
しかし、大人ニキビである顎ニキビは簡単ではありません。
洗顔による乾燥が大敵なのです。
顎ニキビを治す為には、患部の徹底保湿をすることが必要です。
その点を理解して、ただしく保湿を行いましょう。